クラシック公演のコロナ予防策、県内有志が動画作成 


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活動再開を目指す沖縄県内クラシック音楽団体有志実行委員会が作成した動画

 新型コロナウイルス禍でイベントの中止が相次ぐ中、「活動再開を目指す沖縄県内クラシック音楽団体有志執行委員会」が、コンサート時の感染症予防策などをまとめて25日に発表した。

 感染症予防対策は公演前やリハーサル、本番などの場面と、来場者・出演者・主催者に分けて細かく明記した。主な対策としてはチケットの事前購入・電子チケットの推奨や、座席は1席以上離すこと、終演後は誘導に従って退場させることなどを紹介した。

 新型コロナ感染拡大を受け、県内の音楽団体の活動も制限された。徐々に活動再開の動きがあるが、主催団体や劇場によって対策にばらつきがあり、統一したマニュアルを作成する必要があったという。

 6~7月にてだこホールやパレット市民劇場で、舞台上の距離の取り方や飛沫(ひまつ)防止策、受け付けでの対応などを検証した上で、マニュアルを作成した。県立中部病院感染症内科の高山義浩医師が監修した。

 マニュアルと動画=写真=を作成し、動画はインターネット上で公開する。マニュアルは事前に委員会と調整した主催団体に公開する。