地域情報誌「み~きゅるきゅる Vol.8」の発刊を記念した街歩きイベントが6日、那覇市内で開かれた。今号はまちぐゎー(商店街)のアーケードを特集している。イベントでは各アーケードを巡りながら、歴史や特徴などについて編集メンバーの解説を聞いた。
今号は10月に発刊された。第一牧志公設市場の建て替えに伴い、隣接していたアーケードが撤去されるなど、まちぐゎーが大きな変化を迎えていることからアーケードを特集した。
編集メンバーの饒波正博さんは、イベントで「まちぐゎーのアーケードは、鉄骨がむき出しになったスケルトン構造とテント地の屋根が特徴だ」と解説した。映画「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」で、アーケード設置前の市場中央通りの様子が撮影されていることなども紹介した。
み~きゅるきゅるを発行する、NPO法人まちなか研究所わくわくの宮道(みやじ)喜一事務局長は「コロナ禍もあってまちぐゎーは転換期を迎えている。今後のまちぐゎーを考える上で、地元の人に訪れてもらうことも大事だ。み~きゅるきゅるを片手に街を歩いてほしい」と話した。み~きゅるきゅるは現在、「市場の古本屋ウララ」で購入できる(1月4日から営業)。