首里城周辺のまちづくりに向け地域住民と新協議会を発足へ 県の有識者懇が構想実現へ方針


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 県の「首里城復興基本計画に関する有識者懇談会」の第3回新・首里杜(すいむい)構想検討部会が23日、那覇市の八汐荘で開かれた。事務局の県が、2021年度に策定する首里杜地区整備基本計画(仮称)について、地域住民らが参画するための新協議会を立ち上げると明らかにした。

 新・首里杜構想は首里城周辺のまちづくりの将来像を示すもので、首里城復興基本計画に盛り込む。首里杜地区整備基本計画では同構想の実現に向けて具体的な施策を検討する。新協議会は行政や住民、有識者、観光関係者などで構成する予定。

 部会では、新・首里杜構想案でうたわれる「景観まちづくり」について、「もっと具体的に書く必要がある。首里の街から首里城へ向かう歴史的な道で石垣などを整備することが重要だ」などの意見が出た。