運営先行きに不安 状況「よくなると思わない」が45% 障がい者事業所アンケート


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 「事業所の運営状況はよくなると思うか」という質問に対し「思わない」または「全く思わない」が45.6%(77カ所)、「分からない」が43.8%(74カ所)を占め、先行きに不安を募らせた。各事業所は、今後予想されることに「利用者への心理的な負担」「受注する作業の減少や停止の長期化」「商品やサービスの販売.提供機会であるイベントの中止や延期」などを挙げた。

 今後、事業を継続する上で(1)就労支援施設への作業発注の促進(2)利用者の賃金.工賃の補償(3)前年度並みの収入を補償する制度や支援―などに要望が集中した。

 自由記述には「販売方法を見直し、新しい販売ルート確立を目指す」「アフターコロナに向け、デジタルコンテンツを強化している」「福祉サービス事業所間の相互扶助的活動を認め、事業を助け合いながら取り組む流れを作ってほしい」などの意見があった。