沖縄、新たにコロナ40人 「感染、どこでも」県が注意喚起【12月30日朝】


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 沖縄県は29日、新たに10歳未満から80代の男女40人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者が40人台となるのは今月25日以来4日ぶり。県内の療養者数は332人となり、県の警戒レベルで最も高い第4段階の「感染蔓延(まんえん)期」に上がった。

 新規感染者40人のうち、9人は既に感染が確定した人との接触とみられ、内訳は家庭内感染5人、職場2人、2人は調査中だった。残り31人の感染経路は分かっていない。県の糸数公保健衛生統括監は「今はどこで感染してもおかしくない状況だ。特に若い方には気を引き締めてもらいたい」と注意を呼び掛けた。

 市町村別の内訳は那覇市が最多の10人、中部保健所管内7人、沖縄市と石垣市で各4人、糸満市3人、うるま市と宜野湾市、宮古島市、名護市、南部保健所管内で各2人、豊見城市と南城市で各1人だった。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は15・92人で全国14位。