県内コロナ、集団感染最多3例 新規47人、座間味で初


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は30日、10代から90代の男女と、年齢・性別非公表1人を含む47人が新型コロナウイルスに新たに感染したと発表した。1日の発表では最も多い3例のクラスター(感染者集団)を認定した。県内のクラスターは合計47例となった。座間味村で初となる感染者1人が確認された。

 今回認定されたクラスターのうち、45例目は東京から来県したグループだった。27日から30日にかけて、10代から40代の男女16人の感染が判明した。現在、県内で療養している。46例目は、感染が判明した喜友名諒選手が所属する空手道場で、19日から25日にかけて10代から30代の男女8人の感染が明らかになった。47例目は23日から28日にかけて感染が確認された20代の男女8人。中学校時代の友人同士10人で、19日に忘年会を開催した。
 県の糸数公保健衛生統括監は「県外からの旅行者、県外から帰省した方、県外に旅行して戻ってきた県民が発症する例が増えている。県外から戻ってきた方は発症する可能性に気を付けてほしい」と話した。
 新規感染者のうち26人は既に感染が確認されている人との接触とみられ、家庭内6人、職場内2人、飲食2人、友人2人、東京から来県したグループ12人、その他2人。残りの21人は調査中。
 市町村別では那覇市が最も多い9人で、石垣市7人、沖縄市4人、宜野湾市と中部保健所管内、南部保健所管内が各3人、名護市と宮古島市が各2人、豊見城市が1人だった。県外は東京都からのグループが12人と兵庫県から帰省した1人。直近1週間の10万人当たりの新規感染者数は17・23人で全国13番目。米軍関係の新規感染者はゼロだった。