那覇西、大逆転で１回戦突破　全国高校サッカー　明桜（秋田）に4-3

　サッカーの第99回全国高校選手権は31日、首都圏8会場で開幕した。2年ぶり17度目の出場となる県代表の那覇西は千葉市のフクダ電子アリーナで、ノースアジア大明桜（秋田）と1回戦を行い、4-3で点の取り合いを制し、逆転勝ちを収めた。2回戦は1月2日午後0時5分から、同アリーナで市立船橋（千葉）と佐賀東の勝者と対戦する。

　那覇西は試合開始から縦パスで押し込まれる展開。センターバックの仲西泰盛が統率を取りながら再三のピンチを切り抜けたが、前半20分、ミドルシュートで先制点を許し、26分にも失点した。しかし36分に金城巧樹がペナルティーエリア外から左隅にゴールを決め、1-2で前半を折り返した。

　後半開始直後、相手のハンドで得たPKを照屋圭人が冷静に決めて同点に追い付いたが、22分に再び勝ち越しを許して2-3となる。諦めない那覇西は土壇場の35分に石川元尋が右クロスを頭でたたき付け、再び追い付く。その4分後、左CKに主将の山川樹が右足で直接合わせ、決勝点を挙げた。