那覇市の保育園でクラスター 沖縄でコロナ2人死亡、新たに36人感染【1月5日朝】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は4日、新型コロナウイルスに感染し入院中だった豊見城市の60代男性と沖縄市の90代男性が死亡したと発表した。県内の死亡者の累計は83人となった。4日の新規感染者は10代から90代までの36人だった。那覇市内の認可保育園と同園が運営する放課後児童クラブで、職員3人、園児1人、学童に通う児童1人の感染が確認され、県は48例目のクラスター(感染者集団)に認定した。

 那覇市によると、12月26日に同施設職員1人の感染が判明し、31日に市保健所がクラスターと確認した。職員の感染経路は園と関係のない会食。全職員と濃厚接触者の子どもたちが検査を受け、一部はまだ結果が出ていない。保育園と学童は12月26日から臨時休業し、今月4日に再開した。

 4日の新規感染者のうち、22人は感染者との接触による感染で、内訳は飲食6人、家庭内5人、高齢者施設4人、職場3人、その他調査中が4人。居住地別は、名護市が最多で10人、浦添市8人、那覇市と石垣市で各5人、豊見城市2人、南城市と糸満市、宮古島市、南部保健所管内、中部保健所管内、北部保健所管内が各1人だった。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は17.30人で全国13位。米軍関係の新規感染者は3日、4日共にゼロだった。