サンエー、増収減益 第3四半期 営業収益は過去最高


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 県内スーパー最大手のサンエー(宜野湾市、上地哲誠社長)は5日、増収減益の2021年2月期第3四半期(20年3~11月)連結決算(対象子会社3社)を発表した。売上高とテナント収入などを合わせた営業収益は、前年同期比1・8%増の1512億9400万円で、第3四半期としては過去最高を更新した。

 一方で、経常利益は同17・6%減の70億800万円、純利益は同15・4%減の45億2700万円。経常利益は4期連続、純利益は3期連続の減少。コロナ禍で、粗利率の高い衣料品の売り上げが減ったことや、テナント店舗が休業したことに伴う家賃収入の減少、新規開業に伴うコストの増加などで減益となった。

 2019年6月下旬にオープンした、サンエー浦添西海岸パルコシティの売り上げが期間を通じて入っていることや、昨年8月に石川シティが開業したことにより、売上高は同2・3%増の1411億2400万円だった。サンエー単体の売上高は全店ベースで同2・4%増、既存店ベースでも同0・3%減と、コロナ禍でもほぼ前年並みを維持している。