一足早く成人式「親や島の友達に感謝」 伊是名村で元日開催 19人が出席


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19人が出席した一足早い伊是名村の成人式=1日、伊是名村産業支援センター

 【伊是名】伊是名村で1日、一足早い成人式が行われた。伊是名村産業支援センターで、伊是名中学校68期卒業生24人中、19人が出席した。

 今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、感染予防の観点から、新成人と保護者、職員など参加者は、10日前から体調や検温などのチェックをして厳重に管理し当日を迎えた。入場時にもアルコール消毒と体温チェックを実施した。式典は入場を制限し、1時間に簡略化して行われた。

 照屋巧教育長は新成人を見て「島を出て立派な成人になっていて、大変うれしい。皆さんが島を誇りに思い、たくましい大人になっていってほしい」と話した。

 新成人で沖国大の奥間大陽さんは「長いような、短いような20年だった。中学を卒業して島を離れホームシックになり、島の友達と親の大切さに気が付いた。後輩たちには今、学べるときに勉強を頑張ってほしい。将来は村長を目指すぐらいに頑張りたい」と笑顔で話した。

 式典で新成人代表のあいさつをした末吉鈴音(りんね)さんは、「20年は、ほんとに早かった。両親には感謝している。今は保育の専門学校に通って勉強している。本島に出て、あらためて島の皆さんの親切さもよく分かった。将来は皆から尊敬される保育士を目指したい」と笑顔で話した。
 (比嘉陽子通信員)