「島に突っ込んでくる」 座間味・渡嘉敷 住民、恐怖や怒り 米軍機低空飛行


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座間味島周辺を低空飛行する米軍機=6日午後2時ごろ(島袋裕二さん提供)

 【座間味・渡嘉敷】6日に座間味村と渡嘉敷村の上空で、米軍機5機が連なって低空飛行していたことを受け、目撃した住民らは「島に突っ込んでくるようだった」「危険だ」と恐怖や不安を募らせた。地元の首長からは「村民の安心、安全から、許しがたい行為」と怒りの声が上がった。

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 島袋裕二さん(44)は午後2時ごろ、座間味島から阿嘉島へと向かうフェリーから機体を目撃した。「最後は船に向かってくるような飛び方だった。移動する船を仮想の標的とみなして飛行しているのではないかと恐怖を感じた」と語った。

 「5機が連なって飛んでいるのは初めて見た」。座間味村議の宮平譲治さん(48)は12月28日と29日にも座間味島で低空飛行する機体を目撃した。「今日は機体がそのまま島に突っ込んでくるような印象を受けた。人が住む島でなぜこのような危ない飛び方をするのか疑問だ」と批判した。

 座間味区長の又吉文江さん(65)は「(低空飛行をして)島の人たちを怖がらせて遊んでいるのではないか」とあきれていた。

 5機は渡嘉敷島の上空も飛行した。同島に住む新垣一史さん(44)は「何の目的で低く飛ぶのか。危険なので止めてほしい」と訴えた。

 相次ぐ軍用機の低空飛行について座間味村の宮里哲村長は「6日から学校も始まっている。村民の安心、安全を考えると許しがたい行為だ」と憤る。

 渡嘉敷村の座間味秀勝村長も「低空飛行は何度も目撃しているが、今回はとりわけ低く飛んでいて圧迫感があった。慶良間諸島には観光客も多く訪れる。低空飛行は避けてほしい」と困惑した。