宮古島市新庁舎で業務開始 効率向上に期待 旧庁舎の活用は未定


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供用を開始した宮古島市の新庁舎=4日、宮古島市平良

 【宮古島】宮古島市(下地敏彦市長)は4日、市平良で整備を進めていた市役所新庁舎の開庁式を新庁舎1階で開いた。下地市長をはじめ、職員や市議会議員らが出席し新庁舎での新年を迎えた。

 新庁舎は2017年に基本計画が策定され、19年から建設を開始。昨年10月に落成した。総事業費は約117億円。地上4階建ての鉄筋コンクリート造り。敷地面積は約3万5千平方メートルで、延べ床面積は約2万200平方メートル。保健センターを併設している。

 下地市長は「各庁舎の業務を一元化し効率が向上した。さまざまな問題に柔軟に対応できる。ここから新しい歴史が始まる」とあいさつした。

 新庁舎から少し離れた場所にある旧庁舎は、1993年に平良市役所として供用を開始し、2005年に旧5市町村が合併し宮古島市となってからも市役所庁舎として使われていた。昨年12月28日に閉庁した。今後の利活用は未定。