南西諸島で少ないオオタカの幼鳥を確認 座間味村・阿嘉島


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 【阿嘉島=座間味】座間味村の阿嘉島で冬鳥の調査をしていた慶良間諸島国立公園ビジターセンターさんごゆんたく館の職員が12月14日、オオタカの幼鳥を確認した。オオタカは日本では南西諸島を除き、全国的に繁殖している猛禽(もうきん)類の一種。

 今回の調査で確認できた個体は、日本に分布する亜種オオタカとは色彩や模様が異なっていた。そのため撮影した写真を専門家に確認してもらったところ、亜種シロオオタカの可能性が高いことが分かった。ただし、別亜種の淡色の個体との識別が難しいため確定には至らなかった。

 オオタカは、南西諸島でも確認されているが数は少ない。関係者によると今回の記録も3年目の調査で初めてとのこと。

(村石健一通信員)