高校球児ら総合力競う シーズンオフの基礎体力を強化 コロナ対策で分散開催


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厳しい寒さの中、競技会の1500メートル走に挑む選手ら=9日、読谷村陸上競技場

 シーズンオフに基礎体力強化に努める高校球児が、投打だけでなくトラック競技などで総合力を競い合う第49回県高校野球部対抗競技大会(県高野連主催)が9日、読谷村陸上競技場など各地で行われた。ことしは新型コロナウイルスの感染予防策として、各地区に分かれての分散開催となった。

 強風吹き荒れる厳しい寒さの中、仲間の奮闘に声援を送り合った。

 南部は昨年末に実施し、9日は宮古や北部地区など6地区で開催。八重山は11日に予定。体調不良の選手がいるチームは出場を控えるなどの対策を講じた。

 読谷村陸上競技場で行われた中部北地区の競技会には与勝や美来工科など8校が参加。遠投や塁間走、100メートル走、打撃など計8種目を競い合った。

 例年最も盛り上がる1800メートルリレーは、予選を行わず一発勝負で実施。中部北地区は2位に約50メートル差をつけて前原が首位でゴール。アンカーを務めた新屋敷雷虎(2年)は「リレーは一番気合が入って練習してきた。余裕を持ってバトンをもらったので全速力で走った」と満足げな表情を浮かべた。