重量挙げ・比嘉(大宮)が女子55キロ級で頂点 全国中学生競技通信記録会ランキング


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 日本ウエイトリフティング協会は9日までに、全国中学生競技通信記録会のランキングを発表し、女子55キロ級で比嘉成(大宮3年)がスナッチ73キロ、ジャーク86キロのトータル159キロで、2位に26キロの大差を付け全国の頂点に立った。

 同59キロ級の山里美月(長嶺3年)がトータル112キロで3位、男子89キロ級の石川太陽(石垣第二2年)がトータル165キロで2位と、それぞれ上位入賞を果たした。

 全国中学生選手権が中止になったことを受け、昨年の7~11月末に全国各地で行われた記録を集約し、ランキングで結果を発表した。


世界目標に父と鍛錬

比嘉 成

 昨年2月のアジアジュニアユース選手権女子49キロ級の王者、比嘉成が階級を一つ上げた55キロ級で全国の中学生トップの記録を出した。

 ランキングトップになったのは11月に県内で行われた大会での試技。アジアジュニアユースと同じトータル159キロなど、全種目で自身の持つ49キロ級の日本中学記録を再び成功させた。「うれしい。階級を上げても自己記録更新はまだできていないので、高校で更新したい」と意気込む。

 身長が伸びたことで昨年、階級を上げてスナッチ80キロ、ジャーク90キロのトータル170キロの自己記録更新に挑んできたが、けがに苦しみ目標達成とまではいかなかった。

 4月からは父・敏彦氏が監督を務める本部高で鍛錬を積む予定。記録がますます伸びることが期待される。「高校は団体で出場できる大会での優勝や、個人的には世界ジュニアやユース大会の出場も狙いたい」と新たな目標を掲げた。