「12位以内で五輪つなげる」 代表司令塔 東江雄斗が決意


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国際親善試合のエジプト戦でプレーする東江雄斗=7日、カイロ(写真提供:Yukihito Taguchi/JHA)

 13日にエジプトで開幕するハンドボールの男子世界選手権を前に、日本ハンドボール協会は12日、代表の主力メンバーである東江雄斗(興南高―早大出、大同特殊鋼所属)のインタビュー動画をメディア向けに公開した。東京五輪には男女代表とも開催国として出場権を獲得している。2年前の男子世界選手権は最下位だったが、12チームが出場する今夏の五輪を念頭に東江は「(32チーム中)12位以内に入れば五輪につながる」と目標を語った。

 ポジションはセンターバック。「ゲームを組み立てることを前提に、苦しい状況で1対1などで積極的に仕掛けて自分が起点になり、得点につなげたい」と決意する。その上で「得点ができなくても、得点につながるアシストができたらいい」と司令塔としての自身の役割を描いた。年明けの現地入り後、エジプト代表と2度の練習試合を行い「これまでコロナの影響でなかなか海外試合ができなかったので、いい準備ができた」という。

 チームの守備については「失点を26~27点以内に抑えることが目標。攻撃をしっかりシュートで終わり、素早いバックチェックで相手に逆速攻をやらせない意識が大事」と言及した。攻撃面では「両サイドはシュート成功率が高いので、まずはサイドに持っていく。バックプレーヤーは自信をもって打ちにいく。これまでポストをなかなか使えてなかったが、少しずつ連係も取れてきているので、ポストも絡めて得点につなげたい」と見通した。

 4チームずつが8グループに分かれて戦う予選ラウンドはアンゴラ、カタール、クロアチアと同じグループに入った。「予選ラウンドの突破は絶対目標。(上位3チームが進出する)メインラウンドで強豪国にチャレンジして勝ちたい」と躍進を狙う。