沖縄で1人死亡 新型コロナ、新たな感染は70人 成人式出席の3人も【1月15日朝】


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 沖縄県は14日、10歳未満から80代の70人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち3人は別々の自治体で成人式に出席した新成人で、式典後に飲み会に参加していた。成人式出席者の感染確認は初めて。県内の医療機関に入院していた那覇市の80代女性が死亡し、県内死亡者の累計は86人となった。

 新規感染者のうち、31人は感染者との接触による感染とみられ、内訳は家庭内感染17人、職場5人、飲食4人、知人友人2人、その他調査中が3人。残り39人の感染経路は判明していない。居住地別では那覇市と南部保健所管内が各12人、糸満市8人、沖縄市とうるま市が各6人、宜野湾市5人、名護市と南城市が各4人、浦添市と豊見城市、中部保健所管内が各3人、石垣市と宮古島市各2人。県の糸数公保健衛生統括監は「成人式関連でお酒の場にいた人たちは今後発症する可能性もあり、行動には注意してもらいたい」と述べた。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は29・24人で全国12位。療養者数と新規感染者数に加え、病床占有率が72・9%となり、県の警戒レベルで第4段階の「感染蔓延(まんえん)期」(70%超)となった。
 米軍関係はキャンプ・キンザー3人、キャンプ・ハンセン2人、嘉手納基地とキャンプ・コートニー、キャンプ・シュワブで各1人の感染が確認された。