東江、ハンド世界選手権でゲーム最優秀選手 強豪クロアチアに「歴史的」ドロー


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プレーヤー・オブ・ザ・マッチのボードを手にする東江雄斗(右)=15日、エジプト・アレクサンドリア(Yukihito Taguchi/JHA提供)

 エジプトで行われているハンドボール男子の世界選手権で1次リーグC組の日本は15日、前回大会6位の強豪クロアチアと初戦を行い、29―29で引き分けた。チープトップタイの5得点で日本をけん引した司令塔の東江雄斗(興南高―早大出、大同特殊鋼)は、この試合で最も活躍した選手としてプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

 東江は序盤から積極的に1対1を仕掛け、前半だけで5得点を記録。試合を通して味方の得点を演出するパスも連発した。「特に前半は思い通りのプレーができた」と振り返った。

 クロアチアは昨年の欧州選手権2位。メンバーが「歴史的な試合」と評したゲームについて東江は「前回大敗した欧州2位と引き分けたのはすごいこと」としながらも「最後に勝ちきれなかったのは非常に悔しい」と語った。