創作ダンスで磨く表現力 知念中でダンサー招きワークショップ


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生徒と一緒にダンスを振り付ける合田緑さん(前列左)と得居幸さん(同右)=12月24日、知念中学校

 【南城】南城市立知念中学校(垣花英正校長)で12月22~24日の3日間、コンテンポラリーダンサーを招いてのダンス体験ワークショップが開かれた。同校1年生47人が参加し、創作ダンスに打ち込みながら、創造力やコミュニケーション能力を高めた。文化庁の「文化芸術による子供育成総合事業―コミュニケーション能力向上事業―」の一環で、委託先のNPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワークが公募で決めた学校に優秀なダンサーを派遣し、ワークショップを開いている。

 講師は愛媛県松山市を拠点に活動するコンテンポラリーダンスカンパニー「ヤミーダンス」の合田緑さんと得居幸さんが務めた。2人はまず、生徒らに円をつくってもらい、相手の目やしぐさを見てまねるトレーニングを実践した。その後手拍子を取り入れた振り付けや躍動感のある動きなど、生徒と一緒にダンスを創作。最後は教員らを前にして全員で作り上げたダンスを披露した。

 参加した屋比久あやかさん(13)は「これまでに経験したダンスとは違って面白かった。コロナによって思い出に残るような学校生活が送れなかったので、とてもいい経験ができた」と笑顔で語った。

 合田さんは「(生徒たちは)みんなしっかりとコミュニケーションが取られていて、豊かな感性を持っている。素晴らしい子たちだった」と絶賛した。