重量挙げ仲宗根(本部)が大会新V 九州選抜 高校女子64キロ超級


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高校女子64キロ超級の仲宗根夢来(本部)

 重量挙げの第29回全九州高校選抜・第1回全九州中学選抜最終日は17日、大分県の三和酒類スポーツセンターで行われた。高校男子96キロ級の比嘉力(本部)、102キロ超級の棚原幹勝(沖縄工)、高校女子64キロ超級の仲宗根夢来(本部)が3種目全てで大会新記録を樹立し優勝した。中学男子89キロ級の石川太陽(石垣第二)はスナッチ80キロ、ジャーク106キロ、トータル186キロで頂点に立った。高校の学校対抗戦は男子宮古、女子本部がそれぞれ2位だった。

 女子64キロ超級の仲宗根夢来(本部)が飛躍的な成長を遂げた。フォーム改善が功を奏した。スナッチ、ジャークともに、昨年11月の県新人大会の記録を16キロ上回り、トータル32キロ増となる驚異の潜在能力を発揮し、九州を制した。

 比嘉敏彦監督の指導の下、改善に取り組んだ。ひざやつま先を外側に向け、太もも内側の筋肉に力を入れることを意識した。「お尻や腰がそり気味になりすぎているのを修正した。バーベル持った後、真っすぐの状態で上に上げるようにした」と反復練習で感覚をつかんだ。

 山梨で2月に開かれる全国に向け「スナッチ、ジャークともに記録を4キロ伸ばしたい」と目標を掲げた。