那覇市消防で出初め式 コロナ対策で縮小、展示訓練もなし


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 周子
那覇市消防局職員を激励する城間幹子市長(左から2人目)ら=6日、那覇市銘苅の同消防局

 2021年那覇市消防出初め式が6日、那覇市銘苅の市消防局で開かれた。例年は沖縄セルラースタジアム那覇で市民参加型の出初め式を開催しているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のために職員のみ約80人で催し、展示訓練はしなかった。

 20年は市内で50件の火災が発生した。救急出場件数は前年比2823件減の1万7963件だった。市消防局は、新型コロナ感染拡大を受けて市民らが救急車の利用を控えたことが一因とみている。新型コロナ関連の搬送は338件で、うち陽性者の搬送は154件だった。

 城間幹子市長は「昨年は新型コロナウイルスの流行で多くの命が失われ、社会の常識、生活が大きく変化した。今後も感染防止対策に配慮した上で職務にまい進してほしい」と訓示を述べた。