新成人で初のクラスター 成人式後に翌朝まで飲酒やカラオケ 沖縄で113人が感染【1月20日朝】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は19日、新たに113人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。那覇市の成人式後、飲み会に参加した新成人ら10人の感染など、4例をクラスター(感染者集団)に認定した。新成人のクラスターは県内で初めて。県内の病床占有率は88・5%で逼迫(ひっぱく)の度合いは深刻さを増している。

 県によると、那覇市の成人式に参加した一部の新成人らが10日夜から翌朝にかけて飲酒やカラオケをし、参加者12人のうち男性10人の感染が18日までに確認された。浦添市の認可保育施設では職員4人、園児4人の計8人の感染が15日までに判明。糸満市内のスナック2店舗ではそれぞれ14人と9人が感染。20~40代の女性従業員計12人と、20~60代の男性客計11人の感染が18日までに確認された。

 地域別の新規感染者は那覇市が最も多く37人、浦添市が15人、うるま市が10人などとなっている。感染経路が分かっているのは51人で家庭内感染13人、会食・飲食11人、介護老人福祉施設10人、職場6人、友人・知人6人、その他5人。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は35・9人で全国7位だった。

 米軍関係は嘉手納基地など計3人が報告された。