那覇市、保健所の人員強化 ワクチン接種業務など対応 245事業を停止し体制整える


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那覇市保健所

 沖縄県那覇市は19日、優先順位が低い245の事業を停止し、市保健所の応援に人員を充てることを決めた。245の業務全てを一度に停止するのではなく、必要な人員をいつでも配置できるように備える。まず疫学調査の体制を強化し、今後はワクチン接種の業務などに充てる。

 疫学調査は現在、12~16人体制で対応している。感染者の急増によって今後、調査が追い付かなくなることも懸念され、第2波の時と同様に25~30人体制で調査したい考え。屋比久猛義総務部長は「できるなら今日、明日にでも人を送りたい」と話した。

 市保健所にワクチン接種推進室を2月1日付で設置することも決めた。推進室は6人体制。高齢者らへの接種を医療機関での個別接種にするか公共施設での集団接種にするかは調整中。