「甘みがあっておいしい」地元・ぐしちゃんピーマン給食に登場、児童ら舌鼓


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ぐしちゃんピーマンが入ったチンジャオロースを食べて笑顔を見せる白川小6年4組の児童ら=14日、八重瀬町

 【八重瀬】沖縄県八重瀬町特産の「ぐしちゃんピーマン」を使用した給食が14日、町内の小中学校に振る舞われた。地産地消を目的にJAおきなわ具志頭支店が2020年12月、各学校に計112キロのピーマンを初めて提供していた。生徒は「甘みがあっておいしい」と口いっぱいに頬張った。

 ぐしちゃんピーマンは「ちぐさ」と呼ばれる品種で一般的なピーマンより大ぶりで肉厚、苦みが少なく甘みがある点が特徴だ。八重瀬町は全国でも上位の出荷量を誇り、ピーマンの拠点産地として認定されている。

ぐしちゃんピーマンを使用したチンジャオロース

 この日、ぐしちゃんピーマンはチンジャオロースとして給食に登場。町立白川小6年4組では、日直の伊良部聖成さん(12)の号令に合わせ「おいしい給食いただきます」と感謝し、ピーマンを堪能した。

 あっという間に完食した喜屋武優哉さん(12)は「普通のピーマンより甘かった。他の人にもお薦めしたい」と満足げに語った。

 普段はピーマンが苦手な嘉陽羽香さん(12)も「苦みと甘みがちょっとずつあっておいしかった。また給食に出てほしい」と話した。