子牛の初競り最高130万円 伊江村で256頭取引


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JAおきなわの普天間朝重理事長に手綱を引かれ、競りにかけられる二番牛=15日、伊江村家畜市場

 【伊江】2021年の子牛の初競りが15日、伊江村家畜市場で開かれた。この日の最高額は島袋秀幸村長が手綱を引いた一番牛が130万5700円で競り落とされ、場内に大きな拍手が響いた。雌の最高額は93万600円を付けた。

 初競りに先立ちセレモニーが行われ、JAおきなわの普天間朝重理事長は「コロナ禍で厳しい環境にあるが、生産農家や行政と連携を図り、農家所得の向上に取り組む」と主催者あいさつをした。

 農家が愛情を込めて育てた子牛231頭、成牛25頭の計256頭が取引された。子牛の取引総額は1億6597万6800円と昨年に比べ約133万円下回った。

 平均価格では、去勢は75万6690円、雌は65万9782円だった。

 (金城幸人通信員)