不公正な教授選考で権利を侵害と提訴 県内の准教授


社会
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 条件を満たしているにもかかわらず、不公正な選考によって教授になれずに権利を侵害されたとして、県立大の准教授(52)が22日、県に330万円の損害賠償を求めて那覇地裁に提訴した。

 訴状によると、准教授は2016、17、19年度に、教授になるための選考に応募したが、いずれも選ばれなかった。特に17年度の選考では、応募条件を全て満たしている准教授が選ばれなかった一方、博士の学位を持っていないなど、条件を満たしていなかった2人が教授になったという。

 准教授側は、大学の対応は公正、平等に取り扱われる権利を侵害する不法行為だと主張している。

 県は「訴状が届いておらず、コメントできない」と述べた。