沖縄大学土曜教養講座「コロナの影響から子どもをどう守るのか」(共催・沖縄大学地域研究所、琉球新報社、沖縄タイムス社)が23日、オンラインで開かれた。琉球新報、沖縄タイムス両紙の調査について各記者が報告した後、地研の島袋隆志副所長が企業の現状を説明し、共に今後を考えた。山野良一副所長がコーディネーターを務めた。
昨年5月、両紙はアンケート調査を実施した。琉球新報の黒田華記者は「自営業者、非正規労働者の所得減少が著しく、沖縄の観光を支える非正規の女性や若者への影響が大きかった」、沖縄タイムスの新垣綾子記者は「『学校で友達に会いたい』と答えた子どもが多く、学校の存在の大きさが表れた。コロナ禍でより小さい子どもに無理を強いてきた」などと報告した。
島袋副所長は「企業は何とか持ちこたえている。労働力減少やAI時代に対応する仕事の在り方を、労使共に考える時だ」と話した。