超早場米の田植え、沖縄の「米どころ」石垣島で始まる


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超早場米を田植機で植え付ける大濵永太郎さん=26日午前、石垣市崎枝

 沖縄一の米どころ石垣島で26日、超早場米の植え付けが始まった。農家の大濵永太郎さん(65)は晴天の下、石垣市崎枝にある田にひとめぼれの苗を田植機で植え付けた。順調に生育すれば、5月中旬ごろに収穫するという。

 JAおきなわ八重山地区営農振興センターの担当者によると、植え付け開始時期としては例年通り。2月下旬にピークを迎え、3月下旬まで続く予定だ。西表島では1月2日に植え付けが始まった。

 作付面積は石垣島が約260ヘクタール、西表島が約60ヘクタール。今期の収穫量は玄米で、石垣で650トン、西表で150トンを目標としている。収穫は5月中旬から6月末まで。

 借り受けた水田を含めて約10ヘクタールの植え付けを予定しているという大濵さんは「こんな良い天気の中でスタートできて良かった。苗の成長が少し遅れていたので心配していたが、今の状態を見ると豊作が期待できる」と話した。