宮古島市のコロナ、飲食の場→家庭や職場で感染拡大か 


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宮古島市役所

 26日に県が発表した宮古島市の新規感染者34人の年代別内訳は、10代が最多で6人、20代、60代、70代が各5人、40代、80代、90歳以上が各3人、10歳未満が2人、30代と50代が各1人だった。

 宮古島市での感染拡大の背景について、県の阿波連貴夫主幹は、飲食・会食の場を通じて感染した人が、家庭や職場で感染を広げているとの見方を示した。県が23日に102例目のクラスター(感染者集団)として認定した宮古島市の高齢者施設での感染者は、当初より5人増えて16人となった。

 26日の県内の新規感染者84人のうち、感染経路が判明しているのは50人で、内訳は、家族内感染が8人、職場が6人、高齢者施設など施設が8人、濃厚接触者の確認中が28人。
 残る34人は感染経路が判明しておらず、調査中としている。25日までの直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は40・50人で全国4位だった。

 米軍関係はキャンプ瑞慶覧が2人、普天間飛行場、キャンプ・ハンセン、牧港補給地区(キャンプ・キンザー)が各1人の計5人。全員が濃厚接触者への検査で判明した。基地従業員は嘉手納基地で1人の感染が確認された。