新成人の飲み会や模合でクラスター発生 沖縄県内で107例に【1月29日朝】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は28日、新成人が参加した飲み会や、模合が開かれた居酒屋で新型コロナウイルスの感染が相次ぎ、それぞれでクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。県内で発生したクラスターは107例となった。県が27日に発表したクラスターでも新たな感染者が出た。

 県によると、今月10日に中部保健所管内の複数の自治体であった成人式に参加した新成人が、沖縄市内のクラブで開かれた3次会に参加した。式典に参加していない新成人も合わせ、15人が陽性となった。3次会は午前0~5時ごろまで開催され、計20人前後が参加したとみられる。

 南城市では今月16日、カラオケのある居酒屋で30代6人が模合に参加。約5時間続いたといい、そのうち5人の陽性が確認された。

 県が27日に103例目のクラスターとして公表した豊見城市の高齢者施設では、新たに12人の感染が確認され、感染者数の合計は25人になった。104例目の沖縄市内の精神科病院でも7人の感染者が追加され、計15人となっている。