アスティーダ、彩たまに快勝 木造・吉村コンビ「完璧な流れ」突き放す 卓球Tリーグ


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琉球アスティーダ―T.T彩たま 第1マッチ複、パワードライブで攻める琉球の木造勇人(左)と吉村和弘=31日、宜野湾市立体育館(ジャン松元撮影)

 卓球Tリーグの琉球アスティーダは31日、宜野湾市立体育館でT.T彩たまと対戦し、3―1で勝利した。通算成績は14勝3敗で首位。第1マッチダブルスは木造勇人・吉村和弘が2―1で曽根翔・篠塚大登に勝ちきった。第2マッチシングルスは吉村真晴が3―0で松平健太にストレート勝ち。第3マッチシングルスは木造が3―0で篠塚を破った。第4マッチシングルスは村松雄斗が0―3で英田理志に敗れた。観客は231人。琉球は3日連続のホーム戦を2勝1敗とした。次戦は2月6日、同体育館でT.T彩たまと戦う。 (大城三太)

 ダブルスの木造勇人・吉村和弘がこの日も奮闘し、チームに勝利を呼び込んだ。試合結果を大きく左右する出だしのダブルスでホーム3連戦は負けなしだった。

 第1ゲームは7―9から3連続得点で一気に逆転。ジュースとされるも、最後は吉村が狙いすましたチキータでねじ伏せた。第2ゲームは主導権を握られ、連続失点が響き敗北。6―6から始まる最終3ゲームは5連続得点で完勝した。打ち合う場面では、木造がフォア、吉村がバックと息ぴったりのコンビネーションで得点につなげた。木造は「サーブも効いていた。完璧な流れだった」とうなずいた。

 木造は第3単でも勝利を収め、チームに貢献。フォアの強打が好調で、つかんだ流れを最後まで離さなかった。

 張一博監督は「調子を維持するのは大変なことだが選手たちが頑張ってくれた。ダブルスの2人は大学で組んだこともあって、うまくかみ合っていた」と手放しで評価した。実力派の水谷隼や及川瑞基を撃破し、シングルス3連勝の吉村真晴主将についても「チームを引っ張ってくれる頼もしい存在」とほめたたえた。


▽男子

東京(31) 3―1 岡山(20)

琉球(43) 3―1 彩たま(10)