宮里、団体女子で栄冠に輝く　3人が持ち味発揮、初の全国に挑む　県中学新人卓球

　卓球の県中学校新人選手権兼第22回全国中学選抜大会県予選は31日、県総合運動公園体育館で行われ、男子は中城が西原東を3―1で退けて優勝した。女子は宮里が3―0で長嶺にストレート勝ちし、頂点に立った。男女団体の優勝チームは全国大会（3月27～28日、島根県）に出場する。男女上位4チームは第6回九州中学選抜大会（4月17～18日、熊本県）に派遣される。新型コロナウイルス感染状況を踏まえ個人戦は中止となった。

　女子は宮里が昨年12月の九州予選のリーグ戦で敗れた長嶺を3―0で圧倒した。「次は絶対に勝とう」と事前に話し合っていた。有言実行の勝利に国広沙希主将は「負けないという強い気持ちで戦ったおかげ」と笑顔を見せた。

　3人それぞれが持ち味を発揮した。エースの国広は左右に打ち分けながら甘い返球を強打で決めて3―0で快勝。序盤に相手のフォアに苦しんだ金城瑠依は1ゲームを奪われたが、バック側に球を集中させ同じ展開に持ち込ませず3―1で勝利。山内李花は下回転の切れるサーブを駆使して3―1で勝った。

　決勝に登録された5人全員がコザクラブで小学時代から練習を積む。週5回の部活に加え、多い時はそれぞれ週5回クラブに通っている。

　国広主将は「まずは1勝したい。レベルが高いのでサーブから取りたい」と新チームでは初の全国に挑む。