沖縄振興提言を県議会が議論　自然史博物館の建設費は453億円と試算

　県議会の新沖縄振興・公共交通ネットワーク特別委員会（中川京貴委員長）は29日、新たな沖縄振興計画策定に向け県が昨年公表した「新たな沖縄振興のための制度提言（中間報告）」について議論した。県議会が県執行部への決議や国への意見書を出すかどうかについては結論が出ず、各委員がそれぞれの会派に持ち帰ることとなった。

　「国立沖縄自然史博物館」の設立に向けた提言案に関し、比嘉貢自然保護課長は「国立沖縄自然史博物館設立準備委員会の資料によると、建設費は453億円、運営費として年間約60億円と試算している」と明らかにした。上原章氏（公明）への答弁。

　県は3月末までに提言を取りまとめ、4月には国へ提出する予定だ。