「地域状況踏まえ整理」 那覇軍港浦添移設 立民・枝野氏 方針を修正


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立憲民主党の枝野幸男代表=2020年11月

 【東京】立憲民主党の枝野幸男代表は1月31日のオンライン会見で、同日に告示された浦添市長選で争点となっている米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の移設問題について「地域の状況を踏まえて考え方を整理していただくのが基本だ」と述べた。昨年11月の本紙インタビューでは移設を容認する姿勢を示していたが、当初の方針を改めて修正した形だ。

 枝野氏はオンライン会見で那覇軍港の移設問題についての考えを問われ、「基本的には地域の課題だ。沖縄県連を中心にして地域の状況を踏まえて考え方を整理していただくことが基本だと思っている」と答えた。

 枝野氏は昨年11月に来県した際に本紙の取材に応じ、「地元の合意に基づいて進められている。我々としても後押ししたい」と移設を認める立場を明らかにした。しかし、その後、同党の県連代表を務める屋良朝博衆院議員が「県連の考えではない」と容認を否定していた。