陸自が着上陸訓練 日米共同、ヘリも参加 ブルービーチ


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上陸地点に向かう米海兵隊員ら=1日午前7時36分ごろ、金武町の米軍ブルービーチ訓練場

 【金武】1月28日に始まった自衛隊と米軍の日米共同訓練で、金武町の米軍ブルービーチ訓練場では1日午前、陸上自衛隊が着上陸訓練などを実施した。陸自の大型輸送ヘリコプターCH47が参加し、隊員の輸送などを行ったとみられる。

 訓練に参加する陸自の「水陸機動団」は名護市辺野古の新基地への常駐計画が報道されている。陸自ヘリは1日午前、訓練場内のヘリ発着場に着陸した。訓練場内では自衛隊車両も確認された。この日は発着艦訓練を含め陸自から約40人が参加した。
 米海兵隊の上陸訓練や、大型輸送ヘリCH53Eの離着陸訓練なども実施した。上陸した海兵隊員らが海岸に設けられた段差に身を隠し、銃を陸上に向けて警戒する場面も見られた。
 訓練には海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」も参加予定だったが、推進系統のトラブルで中止した。その影響で、水陸両用車AAV7による洋上航行や、海自のホーバークラフト型揚陸艇LCACによる物資輸送などを取りやめた。
 陸自の参加人数は当初の約230人から縮小した。日米共同訓練は6日までの予定。訓練を巡っては、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、県が自粛を求めていた。