プロ野球12球団のキャンプが1日、宮崎、沖縄両県などで始まった。新型コロナウイルス感染拡大で政府などから緊急事態宣言が出され、全球団が感染防止策を徹底した上で無観客でのキャンプインとなった。
中日の又吉克樹(西原高―岡山・環太平洋大出)は、全体のウオーミングアップの後、サブグラウンドに移り、キャッチボールや塁間送球、バント処理などで汗を流した。練習の合間にはチームメートらと談笑するなどリラックスした表情も見せていた。初日はブルペンには入らず、午後は室内で打撃練習などを行った。
全体の始動前には、グラウンドで中日ドラゴンズ北谷協力会による歓迎セレモニーが開かれた。球団は創立85周年となり「昇竜復活、その先へ」を掲げる。同協力会長の野国昌春北谷町長は「記念の年に日本一になると今日の日を迎えていると思う。ぜひ(実現して)北谷に大きな花を咲かせてほしい」と激励した。
花束を贈られた与田剛監督は「町長より温かい言葉をいただいた。優勝に向かっていきたい。協力をお願いします」とあいさつした。