西海岸道路 宜野湾地区の整備計画に着手 沖縄総合事務局


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 沖縄総合事務局は19日、社会資本整備審議会道路分科会沖縄地方小委員会(委員長・下里哲弘琉球大工学部副学部長)を開き、沖縄西海岸道路宜野湾地区の事業化に向けて道路計画の進め方について協議した。同局は今年3月末から4月に周辺住民や県民、観光客を対象にアンケートを行い、現状や課題を踏まえ、夏ごろに第2回委員会でルート案などを検討する。

 委員は新型コロナウイルスの感染拡大による働き方の変化や高齢化に対応した道路計画を求めた。

 同地区が位置する宜野湾市と北谷町は、通勤・通学時に自家用車を利用する割合が約6割で朝夕の旅行速度の低下が著しい。

 また、宜野湾バイパスや国道58号の渋滞を避けて生活道路に流入する車が多く、死傷・死亡事故が国道の倍程度で発生しているという。

 同局は同地区を整備し、渋滞解消や観光振興、那覇港や那覇空港への物流輸送の効率を向上させたいとしている。