沖縄でコロナ2人死亡 新たに感染46人 豊見城市の高齢者施設クラスターは計35人に


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は2日、新型コロナウイルスに感染した2人が死亡し、10歳未満から90代の46人の感染を新たに確認したと発表した。

 地域別では浦添市が11人で最多で、那覇市が9人、宮古島市が5人などと続いた。人口10万人当たりの新規感染者数は36・38人で全国2位。 

 死亡した2人のうち1人は宮古島市の90歳以上の女性で、1月19日に感染が判明し、27日に死亡した。もう1人は家族の希望で居住地や年齢は非公表。4日に感染が分かり、23日に死亡した。

 先に発表した豊見城市の高齢者施設でのクラスター(感染者集団)は感染者が10人増えて計35人となった。2日の新規感染者のうち、感染経路が判明しているのは22人で、内訳は友人・知人が9人、施設内が5人、家族が4人、職場が1人、調査中が3人。

 県内の療養者総数は726人で病床占有率は90・5%に達した。宮古島市の療養者数は162人で、内訳は県立宮古病院が43人、民間病院が13人、ホテル療養が32人、自宅療養が38人、施設内療養が28人、入院調整中が8人。

 米軍関係の新規感染者はゼロだったが、米軍からキャンプ・ハンセンでの感染者1人の報告漏れがあったとして、累計感染者数は919人となった。