きょうから那覇空港でPCR検査 緊急事態対象地域からの来県者が対象


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PCR検査に向けて設置された唾液検体採取所を確認する県関係者=2日午後、那覇空港

 沖縄県は3日から、空港で採取した唾液で、新型コロナウイルスのPCR検査が受けられる「那覇空港PCR検査プロジェクト(NAPP)」の運用を開始する。開始に先立ち2日、那覇空港国内線ターミナルビルに設置した検体採取場所を報道陣に公開した。

 検査の対象者は、国や自治体独自の緊急事態宣言が出ている地域から那覇空港を訪れる人で、県民も含む。

 国内線到着ロビーの会議室に検体採取場所を設け、各自で唾液を取ってその場で提出する。検査機関の沖縄民間ピーシーアール検査機構が那覇市や浦添市内の検査施設に検体を運ぶ。午前中に受け付けた検査は当日に、午後に受けた検査は翌日に結果が判明する。

 県は基本的には出発地で検査を受けることを呼び掛けており、事情により出発地で検査を受けられなかった人を対象とする。当面、1日の検査人数は100人を上限とする。県観光振興課の喜屋武敦主幹は「検査で、ウイルスの持ち込みを減らしたい」と話した。