演劇「島守のうた」オンライン配信 沖縄戦、島田叡知事らの足跡たどる 27日から


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演劇「シームレスシアター『島守のうた~あした天気にしておくれ~』」の場面=沖縄市中央の市民小劇場あしびなー(島守のうた実行委員会提供)

 沖縄戦で住民疎開に取り組み、1945年の地上戦で命を落とした島田叡知事や荒井退造警察部長の足跡をたどろうと、演劇「シームレスシアター『島守のうた~あした天気にしておくれ~』」が27日から、オンライン配信される。視聴期間は3月6日まで。同実行委員会が主催。

 

 総合プロデューサーの西平博人さん(46)=那覇市=は、オンラインを利用することで観客がどこにいても舞台を届けられ、つながれるとし、シームレスシアター(継ぎ目のない舞台)と名付けた。「勇気を与えられる作品に仕上げたので、ぜひ見てほしい」と視聴を呼び掛けた。

 

 沖縄市民小劇場あしびなーで撮影した。無観客を逆手に取り、舞台上に加えて客席も使用し、劇を進行する。

 

 演劇「島守のうた―」は2018年、19年に県内でも公演された。20年には荒井氏の故郷、栃木県で公演する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため延期した。

 

 視聴するには電子チケットを購入する。チケットは1500円。購入は販売サイトのteket(テケト)から。