県内新規感染60人 家庭内感染6人の事例がクラスター113例目


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は3日、10歳未満から90代までの60人が新型コロナウイルスに新たに感染したと発表した。70代以上の高齢者は9人だった。家庭内で感染した6人の事例を113例目のクラスター(感染者集団)に認定した。

 新規感染者のうち42人は既に感染した人との接触とみられ、家庭内28人、施設6人、知人・友人4人、職場3人、会食・飲食1人だった。残りの18人は調査中。

 家庭内での感染者が増加しているとして、県の糸数公保健衛生統括監は「家庭内にウイルスが持ち込まれ、それに気付かずにマスクを着用しなければ濃厚接触者になる。外で人と接した場合、症状がなくても家庭内で家族と距離を取って生活するなど対策が必要だ」と注意を呼び掛けた。

 地域別では那覇市が最も多い11人。名護市10人、宮古島市8人、沖縄市7人、豊見城市6人、うるま市5人、浦添市と南部保健所管内が各3人、糸満市と宜野湾市、中部保健所管内が各2人、南城市が1人。直近1週間の10万人当たりの新規感染者数は33・77人で全国2番目に多い。米軍関係の感染者は嘉手納基地が1人、キャンプ・ハンセンが1人、キャンプ・シュワブが1人で、累計で922人となった。