水陸機動団の辺野古常駐撤回を ヘリ基地反対協が防衛局に要請


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要請文を手渡すヘリ基地反対協議会のメンバーら=3日、嘉手納町の沖縄防衛局

 【嘉手納】ヘリ基地反対協議会は3日、嘉手納町の沖縄防衛局を訪れ、陸上自衛隊「水陸機動団」の辺野古新基地への常駐計画の撤回などを求める要請文を手渡した。防衛局側は「キャンプ・シュワブを共同使用して水陸機動団を配備することは考えていない」などと答えた。

 同協議会は新基地建設の中止も求めた。キャンプ・シュワブで米兵43人の新型コロナウイルス感染が一斉に確認されたことに関連して、県内米軍基地の閉鎖なども要求した。

 水陸機動団についてヘリ基地反対協議会の浦島悦子さん(73)は「オスプレイ配備前、政府は『配備しない』と言っていた。岸信夫防衛相が『合意はない』と答弁した根拠を教えてほしい」と求めた。

 防衛局側は「防衛省として配備は考えていないとしか答えられない。意見を本省に伝えたい」と述べた。