辺野古サンゴ訴訟の判決に官邸前で市民らが抗議 「地方自治の尊厳を踏みにじるな」


社会
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市民とともに辺野古サンゴ訴訟の判決に抗議した参院議員の伊波洋一氏(左端)と高良鉄美氏(左から2人目)=3日夜、東京

 【東京】米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対する市民らが3日夕、東京の首相官邸前で抗議した。大浦湾のサンゴ類の移植を巡る県と国との訴訟で、福岡高裁那覇支部が県の訴えを退けたことを受けて実施した。主催者によると、市民約100人が抗議に駆け付け、「地方自治の尊厳を踏みにじるな」などと声を上げた。

 県選出の伊波洋一(沖縄の風)、高良鉄美(同)両参院議員も抗議に加わり、裁判所の判決を批判し、工事阻止へ沖縄と全国で連帯しようなどと呼び掛けた。