【知事一問一答】緊急宣言2月末まで延長 「支援が十分届くよう尽くす」


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玉城デニー知事

 新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言について、玉城デニー知事と報道陣とのやりとりは次の通り。

Q:旧正月など人の集まる機会が増えるが、注意する事はあるか。

 「実家に帰っても玄関先で声を掛けるなど高齢者との接触をできるだけ我慢し、同居家族で過ごしてほしい。とにかく人と人との接触を少なくする事だ」

Q:国の緊急事態宣言の追加指定を要請してきたが、かなわない現状はどうか。

 「宣言解除までにどれだけの支援が打てるか、国にも責任がある。県ができる努力は引き続きしていく。国は全国に満遍なく支援を広げてほしい」

Q:特別措置法の改正で営業時間短縮の命令に従わない業者への過料が可能になるが、行使するか。

 「極度の状況になれば考えざるを得ないが、現状で業者の方々は一生懸命、頑張っている。支援が十分届いていない方々に届けられるよう私たちの責任として賢明に尽くしたい」

Q:今後、国には宣言の対象追加ではなく、財政支援の拡充を求めるのか。

 「草花に2、3日は水をやらなくても吸水する力が残っている場合、3日後に再びじょうろで水をあげれば立ち直る。それまでに干からびてしまわないよう注意を払わなければならない」

Q:具体的には資金的な支えか。

 「体力がある草花なのか、もう枯れそうなのかを見ながら順番を考える必要がある。国にも努力を求めたいし、われわれも努力を惜しまない」