整備中の防波堤、進ちょくは54% 那覇港管理組合議会が定例会


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那覇港管理組合議会の2月定例会で、2021年度の施政方針を述べる玉城デニー知事(中央)=2日午前、那覇市の那覇港管理組合

 那覇港管理組合議会(議長・島尻忠明県議)は2日、2月定例会を開いた。会期は5日まで。2021年度の施政方針として組合管理者の玉城デニー知事は「新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、経済全体が未曽有の事態に直面している。ウィズコロナ、アフターコロナの時代を見据え、関係機関と連携し、クルーズ振興の促進を図りながら安全・安心の確保に努める」と述べた。

 新港ふ頭地区から浦添ふ頭地区にかけて整備中の4本の主要な防波堤について、田原武文常勤副管理者は「現時点での整備の進捗(しんちょく)率は延長で約54%となっている。このうち、(浦添西海岸沖の)浦添第1防波堤については35%だ」と答弁した。

 松島良成参事監兼企画建設部長は浦添ふ頭地区の整備について、係留施設など防波堤が必要な所以外では、防波堤がなくても整備は「(技術的には)進められるという認識だ」と述べた。いずれも清水磨男那覇市議への答弁。

 議会には玉城知事が8本の議案を提案した。組合の21年度の一般会計予算案は総額36億8265万6千円で、特別会計予算案は48億3684万2千円だった。