【宮古島】県の要請を受けて宮古島市に派遣され、市内で医療支援に取り組む陸上自衛隊第15旅団災害派遣部隊が3日、現場に入る看護官を支援する管理支援隊の活動の一部を報道陣に公開した。
管理支援隊は宮古島駐屯地の隊員が務め、駐屯地内での除染作業などを担う。
報道陣に公開したのは、看護官を支援現場に輸送する車両や現場で着用していた衣類などの除染作業の様子。
3日午後7時半に、ビニール袋で密封された衣類が駐屯地内に届けられると、医療用ガウンに手袋とマスク、ゴーグルで防備した隊員が受け取った。衣類は洗濯専用車両で一日、洗剤につけ置き除染し洗濯する。輸送車両の除染では隊員3人が消毒液を車内に噴霧し手作業でくまなく拭いた。
管理支援隊長を務める松澤吉広二等陸佐は「宮古島の医療体制回復のため頑張りたい。隊員から感染者を出さないよう最大限注意を払う」と語った。