【渡嘉敷】渡嘉敷島の春を彩る花「ケラマツツジ」が満開となり、見頃を迎えた。同村の村花で慶良間の名物の一つ。4月ごろまで長期間、目にも鮮やかな真っ赤な花を咲かせる。
ケラマツツジは昔から島の野山に数多く自生し、戦跡公園の周辺や照山遊歩道などにも2千本余が植樹され12月ごろから咲き始めた。民家などでも見られ、道行く人の目を楽しませている。住民の男性(84)は「ケラマツツジが満開になると春を感じる。かつては旧暦1月16日の島の伝統行事“ジュウルクニチー”にはお墓に供えた」と話した。(米田英明通信員)