医療、介護者の定期PCRを沖縄県が実施 2月中旬から


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 沖縄県は今月中旬から、県内の介護施設や医療機関の従事者に対する定期的なPCR検査を実施する。当初は1月から月1回の頻度で検査する予定だったが、市町村との調整に時間を要したり、感染拡大の対応に追われたりした影響で実施が遅れた。年度内に3回検査する予算を計上していることから、検査間隔を月1回から2週間に1回とすることも検討する。

 県は4月以降、定期検査の対象を障がい者施設や保育施設の従業員にも拡充する考えで、2021年度当初予算案に関連経費を計上する。

 県内では介護施設や医療機関でのクラスター(感染者集団)が発生している。本島中部で介護職に就く男性は、本紙に「施設を感染から守り、少しでも介護現場のリスクを少なくしてほしい」との声を寄せ、一日も早い検査を求めた。