うるま市長選 会派おきなわが中村氏を推薦 県政与党 足並み乱れる


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 4月25日投開票のうるま市長選で、県議会与党会派のおきなわ(平良昭一代表)は5日、現職の後継として出馬を表明している、前うるま市議で新人の中村正人氏(55)=自民推薦=の推薦を決めた。一方、おきなわ以外の与党勢力は、新人で沖縄国際大教授の照屋寛之氏(68)を支援する予定で、おきなわの動きは玉城デニー知事を支える「オール沖縄」内に波紋を広げそうだ。

 平良代表は5日、中村氏を推薦した理由について「政党、保守革新に関係なく人物本位で決めた。中村氏は我々が市町村議員時代から児童福祉議員連盟の一員として行動を共にしてきた。うるま市にとっても有望な人材だ」と述べた。

 おきなわは平良代表、赤嶺昇県議会議長、新垣光栄氏の3人が所属する。

 中村氏側は自民のほか、公明党からも推薦を得たい考え。うるま市長選の構図は、1月の宮古島市長選と同様に政府与党が推す候補者と、玉城知事を支える勢力との全面対決となる見込み。