17歳ハーパー最年少出場「夢」の2分35秒 積極プレー、初得点はお預け


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 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスの特別指定選手のハーパー・ジャン・ジュニアは6日のレバンガ北海道に初出場。17歳11カ月28日の出場はB1、B2最年少記録となった。

キングス―北海道 味方のスクリーンを使ってドライブを仕掛けるハーパー・ジャン・ジュニア(手前)

 試合残り1分56秒、この試合2度目の出番が訪れた。ハーパー・ジャン・ジュニアが積極的なプレーでいきなり見せ場をつくる。「こっちを見てなかったから、自分から仕掛けた」。ボールを持った外国人選手にダブルチームに行き、スチールして速攻へ。惜しくもファウルとなったが、会場を沸かせた。

 「悔しかった」と言うが、会場の盛大な拍手が耳に入り「もっと頑張ろうと思えた」とすぐに切り替える。仲間に「得点を狙え」と言われ、何度もゴールにドライブを仕掛けた。初得点はならなかったが、17歳にして「夢だった」というキングスデビューを実現。出場時間は2分35秒。「地元の子たちに、キングスの選手になれるということを伝えたい」と胸を張った。